水木版妖怪大戦争 (Kwai books)

水木版妖怪大戦争 (Kwai books)

水木しげるは基本文献です。
深みがないな。

シガテラ(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

シガテラ(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

最終巻。「ヒミズ」で行くところまで行ってしまったので、今度はどうなるだろうかと思ったのだが、なんとか「普通」で落ちついた。この人の物語のなかではじめて「大人」が出てきて、はじめてほのかな救いがあらわれたのではないだろうか。
この人の物語には完結がない。「ヒミズ」では主人公が自ら死ぬことで結末があったが、それ以外の物語には何の結末もない。「僕といっしょ」では最後に何らかの変化を期待させてはいるが、普通に続編を考えれば、物語はループだけであろう。「稲中」も、「グリーンヒル」もいずれも結末がなく、唐突に終わった感がする。しかし、「ヒミズ」は、主人公を高校生から、最終話で突然大人にしたことによって、明らかな結末がある。もはや物語は無限のループを許さない。
この人はこれからどんな物語を紡いでいくのだろう。

日本文化の形成 (講談社学術文庫)

日本文化の形成 (講談社学術文庫)

帰りの電車のなかで、49ページまで読んだ。資料の読み方が到底まね出来ん。