地方からの発想 (岩波新書)

地方からの発想 (岩波新書)

初版が1990年。買ったのが、1996年の第18刷。そして読み終わったのが、2006年。
背景になる時代が今と全く違う。そんな時代もあったね〜、という感じ。
しかし、いっていることは古くない。一村一品運動とかいうのは、商売をするのも大事やけれども、その過程で、地域への誇りや、地域のリーダーを作り出すことも目的にしている、とか、自分の住んでいる地域を世界の中心と考えて、そこから直接世界につながっていこう、とかよいことかいてある。
「適疎」という考え方もよい。90年当時のインパクトというのは強烈やったんやろうな。